雪の日に車のワイパーを立てるのはなぜ?
雪が大量に降る北海道や東北地方のニュースなどを見ると、駐車されている車はワイパーを立てた状態になっています。
近年は、積雪が少ない関東地方などの地域でも雪が積もることが増えています。
1月6日関東地方は大雪となりましたね!!
今も尚、路肩や屋根の上には雪が残っている状態です。
ここまで、雪が積もることは珍しいですが、雪の日のワイパー対策を知っておくといざというときに役立ちます。
では、なぜ雪の日には、車のワイパーを立てておく必要があるのか、その理由を解説致します。
なぜ、雪の日に車のワイパーを立てるのか
ワイパーは普段フロントガラスについた状態ですが、フロントガラスから離して立てられるようになっています。
ワイパー交換をする際は、ワイパーを立てて作業しますよね!!
雪が降った時や、夜間に降雪予報があるときは、ワイパーを立てておいた方がいいです。
ワイパーを立てるべき理由は以下になります。
ワイパーが凍って動かなくなるのを防ぐ
降雪地域や雪の降る日は気温が低いため、ワイパーゴムが凍ってしまう可能性があります。
ワイパーは通常、常にフロントガラスに触れているため、その状態でワイパーゴムが凍ってしまうとフロントガラスに張り付き、動かせなくなってしまいます。
ワイパーの故障を防ぐ
ワイパーが凍ってフロントガラスに張り付いたまま、ワイパーを作動するとワイパーブレードのゴムが剥がれてしまったり変形してしまう可能性があります。また、ワイパーのアームに雪の重みなど過剰な負荷がかかり、折れてしまったり曲がったりして、ワイパーを動かす電気系統などが破損してワイパーが動かなくなってしまうリスクもあります。
仮にワイパー本体が無事でも、ワイパーの停止位置や可動範囲が変わってしまったりする恐れがあります。
ワイパーを動かすモーターにも負荷がかかるので故障の原因に繋がります。
雪かきを容易にする
ワイパーを立てておくと、フロントガラスの雪かきがやりやすいです。
障害物がなくなるので、除雪をスムーズに行えます。
デメリットはある?
雪の日にワイパーを立てるべき理由を紹介しましたが、実はデメリットもあります。
ワイパーを立てた状態の車に、屋根などからの落雪があった際、ワイパーに直撃して折れてしまう場合もあります。
また、立てたワイパーの高さ以上の積雪の場合、除雪の際誤ってワイパーを引っ掛けて壊してしまうというようなこともあります。
降雪地域などの家の屋根は、雪が落ちやすいような作りになっているので車を駐車する場所にも注意した方がいいですね。
ワイパーの立て方
ワイパーを立てるのは簡単
一般的な車のワイパーは、簡単に立てられます。
手で掴んで持ち上げるだけで立てられます。
しかし、車によっては手で掴んで持ち上げられない車両もあります。
特に輸入車に多いのですが、ワイパーがボンネットに干渉していて持ち上げることができないのです。
そこで、必要になるのがワイパーをサービスポジションにすることです。
サービスポジションとは何なのか、やり方などは以下の弊社YouTubeをご視聴下さい!!
まとめ
総合的に判断して、ワイパーを立てることをオススメ致します。
前述したデメリットは、稀に起こることですので頭の片隅にでも入れておいて頂ければと思います。
ワイパーを立ててなかったことによるリスクの方が起きやすいので、是非雪の日はワイパーを立てて雪に備えて下さい。
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