お車のよく聞く故障部位「ウォーターポンプ」とは?役割や故障の原因解説!!
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今回のブログはウォーターポンプについてです。
お車のよく聞く故障部位にウォーターポンプというものがあります。
ウォーターポンプが故障するとお車にどのような影響があるのか、またそもそもウォーターポンプとはどのような役割を持っているのか解説していきます。
ウォーターポンプの役割
ウォーターポンプは、エンジンの温度を適正温度までに冷やすための冷却水を循環させ、エンジンのオーバーヒートを防ぐ役割を持つ大事な部品です。
車のエンジンは走行中、常に燃料を燃やしているので非常に高温になります。
高温になったエンジンを適温に保つために、エンジン内部を冷却水が循環させ、エンジンの熱で高温になった冷却水をラジエーターで冷やし再びエンジンへ循環する仕組みとなっています。
この仕組みによってエンジンの熱を下げることでオーバーヒートを防止しています。
エンジンがオーバーヒートしてしまうと、エンジンの動作に異常をきたし、最悪の場合エンジンが発煙し車輌火災を引き起こしたり、エンジンが焼きついて載せ替えが必要になってしまいます。
エンジンがオーバーヒートしないようにするためにもウォーターポンプはとても重要な役割を担っています。
ウォーターポンプ故障の症状
エンジンをかけると車内が甘い匂いする、エンジン周りから異音がするといった症状がある場合は、ウォーターポンプの故障が考えられます。
その他、ウォーターポンプが故障すると起こりやすい症状をご紹介します。
水漏れ
ウォーターポンプが故障すると、冷却水の水漏れを起こすことがよくあります。
エンジンの下から冷却水が滴っている場合、ウォーターポンプやラジエーターが破損している可能性があります。
また、冷却水は乾燥すると白く固まりますので、エンジン付近に白い塊を発見した場合には水漏れを起こしている可能性がありますので注意が必要です。
冷却水は蒸発により徐々に量が減りますが、正常であれば規定量から大幅に減ることは滅多にありません。2〜3週間で大幅に量が減っている場合、冷却水が漏れている可能性が高いです。
オーバーヒート
先ほども挙げたエンジンのオーバーヒート。
ウォーターポンプが故障して最悪のケースがエンジンがオーバーヒートです。エンジンが性能を発揮できず異音がしたり、エンジンの回転が弱くなり止まってしまう場合もあります。
異音にすぐに気づきエンジンを停止させられれば良いですが、気付かずに走行しているとオーバーヒートしてしまいます。メーター内の水温計が高温を指している場合、オーバーヒートの前兆の可能性がありますので即、車を停車させましょう。
異音がする
ウォーターポンプが正常に動かないと異音が発生します。
異音がする時点ではまだ、エンジンに影響はあまりないので早めに交換・修理をしましょう。
故障の原因
ウォーターポンプが故障する原因で最も多いのが冷却水の劣化によるものです。
古い冷却水を使い続けると、ウォーターポンプ内部の金属が劣化してしまい水漏れに繋がります。
そのため、冷却水のメンテナンスは日頃から行い、使用期限内の冷却水を使用するようにしましょう。
まとめ
今回はウォーターポンプの役割・故障原因について解説しました。
この部品が故障するとエンジンに悪影響を及ぼし最悪の場合、車輌火災を起こし廃車になりかねません。
そのため、異音や異常を感じたらすぐに確認しましょう。
ウォーターポンプのみならず、日頃からお車のメンテナンスや定期点検を受け、愛車を長く大切に乗り続けてください。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
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