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バッテリー点検のススメ!

2024.10.12
バッテリー点検のススメ!

季節の変わり目で、昼夜の寒暖の差も大きくなってきた今日この頃いかがお過ごしですか?
今はまだ暖かく、気になることも少ないですが本格的な冬を迎える前にチェックしておきたいのが車のバッテリーです!

最近のバッテリーは品質が向上しているため、交換のタイミングが分かりにくくなっています。
その結果、寿命ギリギリまで使用できるようになり、急にバッテリーが上がってしまうことがあるんです。

急な用事や長距離ドライブの際にバッテリーのトラブルが発生すると、計画が台無しになってしまいます。
そうならないよう、事前にしっかりと点検を行うことをおすすめします!

バッテリーの寿命って?

お車のバッテリーは通常、2〜3年の寿命がありますが、中にはそれ以上使っている方もいるでしょう。
バッテリーの寿命は、使用状況や頻度によって異なります。
皆さんも携帯電話やスマートフォンを使っていて、「最近充電はできるけど、電池の減りが早くなったな」と感じたことはありませんか?

お車のバッテリーも蓄電池を使っているため、スマートフォンと同様に劣化が進んでしまいます。
そのため、「さっきまでエンジンがかかっていたのに、急にかからなくなった…」というトラブルが発生することがあるんです!

これ、ほんとに困りますよね…

バッテリーが短命な車の特徴

①年間の走行距離が5000km未満

②1回の走行距離が短い

③過去にバッテリーが上がったことがある

バッテリーが長持ちする車の特徴

①年間走行距離が15,000〜20,000km以上

②定期的に充電を行っている

こういった車のバッテリーは、7年以上持つこともあるんですよ。

バッテリートラブル侮るなかれ…。

そうは言ってもバッテリーって…「車に乗っていれば蓄電されるし大丈夫でしょ」って思っているかもしれませんが…。

車のトラブルで最も多いのが実は「バッテリー」なんです!
ここでロードサービスの救援実績を見てみましょう!

1位:バッテリー上がり…………2万2023件(35.09%)
2位:タイヤのトラブル…………1万2654件(20.16%)
3位:破損/バッテリー劣化……3755件(5.98%)
4位:落輪・落込…………3,755件(5.98%)
5位:キー閉じ込み………3,681件(5.86%)
6位:事故…………………2,422件(3.86%)
7位:燃料切れ……………1,296件(2.06%)
8位:発電機/充電回路………………855件(1.36%)
9位:ハンドルロック・キー作動……620件(0.99%)
10位:スターターモーター異常………572件(0.91%)
合計:6万2766件
※JAF調べ(2023年4月29~5月8日までの、ロードサービス救援実績 ※二輪車と四輪車を合計、道路は一般道路と高速道路を含む)

何と!全体の3割以上が「バッテリー上がり」なんです!

バッテリーが上がる原因って?

冬はバッテリーが上がりやすい

バッテリーの容量が下がる原因として季節が大きく関係します。特に冬はバッテリーにとって上手く働けない時期なんです!
この時期からは右肩上がりでバッテリー上がりも増えていますね。
では何で冬にバッテリーが上がりやすくなるんでしょうか?

バッテリーの容量が下がる

バッテリーは、鉛の極板と希硫酸を含む電解液が化学反応を起こすことで電気を生成します。この化学反応は温度に影響されるため、バッテリーの容量は電解液の温度によって大きく変わります。例えば、電解液の温度が25℃の時はバッテリーの容量は100%ですが、0~10℃になると容量は80~90%に減少します。

バッテリーの充電効率が下がる

バッテリーの化学反応が遅くなると、充電の効率も悪くなります。電気を取り出す時と同じように、電気を蓄える際にも化学反応が関与しています。そのため、電解液の温度が下がると反応が鈍くなり、充電が難しくなります。これにより、充電効率が低下し、充電が不足しやすくなり、バッテリーが上がるリスクが高まります。

エンジンの始動に必要なエネルギーが増える

気温が低くなると、エンジンオイルの粘度が増し、エンジンを始動する際の抵抗が大きくなります。その結果、エンジンを始動するために必要な電流は、夏では約90~120Aですが、冬になると約150~190Aと、冬は夏の約1.5倍の電流が必要になります。

電装品の使用量が増える

冬になるとヒーターが必要不可欠で、日照時間が短くなるためにライトを使う時間も増えます。その結果、電装品の使用が増え、放電量が多くなりがちです。しかし、バッテリーは電気を取り出したり貯める能力が低下するため、過放電が起こりやすく、バッテリーが上がるリスクが高まります。

バッテリーの劣化とは?

その原因の一つにサルフェーションにあります。バッテリーは主に鉛(金属)の板を希硫酸(液体)に付けた部屋(この部屋をセルといいます)を6個繋げたものです。化学反応により1つの部屋から約2.1Vの電気を流してくれて、合計12.6Vの電気を発生させています。

サルフェーションとは…

電気を取り出す為の鉛の板に硫酸塩と呼ばれるゴミが付着していく現象の事です。
このゴミのせいでだんだん取り出せる電気の量が減ってくるのです。
サルフェーションは電気の出し入れ(充電・放電)の量が多ければ多いほど発生していきます。

「バッテリー劣化してるなら充電して欲しい」

「バッテリー液補充して欲しい」

とご相談もチラホラ…でもサルフェーション、実は一度起こると除去することは難しいんです。
充電は出来てもそもそも、電気を取り出す鉛にゴミがついているので”エンジンをかけるときに必要な量の電気が取り出せない”

こうして”バッテリー上がり”が発生します。

(他にルームライトを点けっぱなしにしてしまうような過放電でも発生します)

 

「バッテリー上がり」を起こさない!

・定期点検に加え半年点検も実施して頂くとバッテリーの状態が把握でき適切な時期に交換できます。

・5年以上経ったバッテリーは突然だめになってしまうリスクが高くなるので良好な状態であったとしても交換を検討して頂く。

またもしバッテリー上がりを起こしてしまった場合は一旦エンジンをかけて動かせるようにすることも可能です。

まとめ

これからの季節、特に冬のように寒くなってきて急にバッテリーが上がってしまって車に乗れないのは不便ですよね。
そうならないためにも今の時期はお車のメンテナンスは大切です。
カインドでは定期的な点検をご案内しておりますので是非点検をご検討ください!

しっかりと車をメンテナンスして素敵なカーライフをお過ごしください!

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