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ダイハツの安全装備「スマートアシストⅢ」とは?

ダイハツの安全装置システム「スマートアシストⅢ」

各メーカー安全装置システムがありますが、ダイハツのスマートアシストⅢには、どのうような機能があるのでしょうか?

そこで今回は、スマートアシストⅢの機能について解説していきます。

スマートアシストⅢとは

そもそもスマートアシストは、Ⅰ・Ⅱ・Ⅲと進化してきました。

2012年12月に、軽自動車の「ムーヴ」に初めてスマートアシストが搭載され、2015年4月に従来のレーザーレーダーに単眼カメラを搭載したスマートアシストⅡとなり、2016年11月に、小型ステレオカメラを搭載し、衝突回避支援ブレーキが車だけでなく、歩行者にも対応するスマートアシストⅢへとなりました。

スマートアシストⅢには、多くの機能が搭載されております。

どのような機能が搭載されているのか解説していきます。

スマートアシストⅢの機能

スマートアシストⅢは大きく4つの分類に分かれていて、機能の数は19となります。
4つの分類は以下の4つとなります。

●衝突回避支援機能
●認識支援機能
●運転負荷軽減機能
●駐車支援機能

それぞれの分類にある機能をご紹介いたします。

衝突回避支援機能

この分類には、8つの機能があります。

1.衝突警報機能(対歩行者・車)

走行中に前方の車両・歩行者をステレオカメラが検知し、衝突の危険性があると判断した場合、ブザー音とメーター内表示で警告します。
衝突の危険性がさらに高まったとシステムが判断した場合、自動で弱いブレーキをかけてくれます。

2.衝突回避支援ブレーキ機能

1.の機能が作動している際に、ドライバーがブレーキペダルを踏み込むと、ブレーキアシストが作動しブレーキ制動力を高めます。
衝突が避けられないとシステムが判断した場合、強いブレーキで減速し衝突の回避や、被害の軽減をサポートしてくれます。

3.誤発進抑制制御機能

ペダルを踏み間違えたときに、急発進を抑制してくれます。
約10km/h以下で障害物を認識後、踏み間違い(アクセルペダルを強く踏み込んだ場合)をシステムが判定してエンジン出力を抑制し、ブザー音とメーター内表示で警告します。
さらに、障害物に衝突する危険性があると、判断するとブレーキ制御が作動します。この機能は前方・後方どちらにも対応します。

4.ブラインドスポットモニター

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隣の車線を走る車両をレーダーで検知し、ドアミラーでは確認しにくい後側方エリアに存在する車両に加えて、急接近してくる車両も検知します。
車両を検知するとドアミラーに搭載されたLEDインジケーターが点灯します。

5.車線逸脱警報機能 6.車線逸脱抑制制御機能 7.路側逸脱警報機能

走行中、車線からはみ出さないよう5.の機能で警告し、6.の機能で車線内に戻すようハンドル操作をアシストします。
この機能は約60km/h以上の場合、機能が働きます。
7.の機能は、車線ではなく、道路の端を認識して警告する機能になります。

8.ふらつき警報

長時間の走行中など、クルマのふらつきを検知するとドライバーへブザー音とメーター内表示で警告します。

認識支援機能

この分類には、5つの機能があります。

1.先行車発進お知らせ機能

信号待ちでの発進遅れ防止をサポートします。信号待ちなどで前のクルマが発進したことに気づかない場合、ブザー音とメーター内表示でお知らせします。

2.標識認識機能

進入禁止や最高速度、一時停止の標識をステレオカメラが検知すると、ディスプレイに表示してお知らせしてくれる機能です。
標識の見逃しを予防します。

3.オートハイビーム

夜間走行時の視認性確保をサポートします。対向車のヘッドランプなど前方の明るさを検知し、対向車がいない時はハイビーム、対向車がいる時はロービームと自動で切り替えてくれます。

4.アダプティブドライビングアラーム

ハイビームで走行中に先行車や対向車を検知した時、部分的に遮断することで先行車や対向車に配慮します。

5.サイドビューランプ

通常のヘッドランプに加え、ハンドルを切った方向やターンランプを出した方向を明るく照らしてくれるため、暗い交差点で歩行者の見落としや障害物の見落としをなくすのに役立ちます。

また、シフトレバーを[R]レンジに入れると左右のランプが点灯します。

運転負荷軽減機能

この分類には、2つの機能があります。

1.アダプティブクルーズコントロール

ACC(車間距離制御装置)とはどんな機能? | JAF

高速走行時や渋滞など際に、先行車の様子を検知しながら、設定した車速の範囲内で先行車との距離のキープを支援してくれます。
先行車に合わせて加減速し、車間距離を保つ機能です。
設定速度よりも遅く走っていた先行車がいなくなると、設定速度まで加速し定速走行へと移行します。

2.レーンキープコントロール

トヨタ | ライズ | 安全・運転支援機能の充実ぶりがすごい! | Attract Car

車線の中央を安定して走行するようにサポートする機能です。
約60km/h以上で走行中、1.のアダプティブクルーズコントロール作動時に、クルマが車線の中央付近を安定して走行するよう、ハンドル操作をアシストする機能です。

駐車支援機能

この分類には、4つの機能があります。

1.パノラマモニター

データシステム、市販ナビにパノラマモニター映像を表示させる「リアカメラ接続アダプター」 ダイハツ「タント」や「ロッキー」など - Car Watch

映像で、見えづらい障害物の確認をサポートする機能です。車両の前後左右に搭載した4つのカメラにより、クルマを真上から見ているような映像が表示されます。
全方位カメラやアラウンドビューモニターとも呼ばれています。

2.スマートパノラマパーキングアシスト

駐車時にカメラで駐車枠の白線を検知し、音声とモニターガイドでハンドル操作をアシストします。
音声に従って、シフト・アクセル・ブレーキ操作をして簡単に駐車することができます。

3.コーナーセンサー

警告音と表示で、障害物の確認をサポートします。コーナーセンサーをクルマの前後に装備することで障害物までの距離に応じて警告音を変えてお知らせします。
障害物センサーやクリアランスソナーとも呼ばれています。

4.リヤクロストラフィックアラート

リヤバンパー内側にあるブラインドスポットモニターの後側方レーダーセンサーを使用し、運転者の目視だけでは感知しづらい領域の確認を補助する機能です。
後退時に運転者を支援します。

まとめ

今回は、スマートアシストⅢについて解説致しました。
●衝突回避支援:8種類
●認識支援:5種類
●運転負荷軽減:2種類
●駐車支援:4種類
合計19種類

スマートアシストⅢの19種類の予防安全機能を解説しました。
グレードや車種などによって一部予防安全機能がついていない車種やメーカーオプションの機能もございます。
スマートアシストⅢは、中古車にも付いているお車はもちろんございます。

カインドでは、スマートアシスト付軽自動車をはじめ、軽自動車の総在庫は300台以上です。
他のメーカーの安全装置を搭載したお車も多数ございますので、是非ご来店していただき比較してみてください。

この記事がお車選びの参考に少しでもなれば幸いです。