【車検証電子化】IC化によるメリット/デメリット/変更点
2022.12.17
今回は、
【車検証の電子化】についてさまざまなメリットやデメリット、
電子化されるとどう変わるのか?など詳しく紹介していきたいと思います!!
電子車検証について
2023年1月4日より自動車検査証を電子化し、必要最小限の記載事項を除き自動車検査証情報はICタグに記録します。
ICタグの情報は汎用のICカードリーダが接続されたPCや読み取り機能付きスマートフォンで参照可能です。
(国土交通省/電子車検証特設サイトから引用)
上記であるように、
国土交通省は車検証の電子化(IC化)を2023年1月4日(水)に導入予定であることを発表しました!!
これは行政手続きのオンライン化である自動車保有関係手続きのワンストップサービス(OSS)の拡大に向けた取り組みのひとつであり、
現在政府は行政手続きのオンライン化に力を入れている為、そのひとつとしてあげられるのが車検証の電子化で遂に実現となりました!!
電子車検証とは
電子車検証とは、自動車が保安基準に適合していることを証明する車検証をICカード化したもの!!
従来の紙の車検証に記載されていた内容がカード本体に記載されるか、カードに搭載されるICタグに記録されるようになります!!
国交省の自動車検査証の電子化に関する検討会の報告書によると、
自動車関係の行政手続きは、登録・検査、保管場所証明、納税など、担当する行政機関もバラバラ・・
また、自動車の登録・検査に係る申請数は年間3千万件と、手続きの簡素化が重要な課題となっていたというのが
今回電子化となる導因と言えるでしょう!!
電子車検証の発行はいつから?軽自動車は?
電子車検証の発行は2023年1月4日(水)から始まり、
軽自動車の電子車検証は2024年1月からの発行が始まります!!
電子車検証の仕様(記載される項目/されない項目)
気になる仕様ですが電子車検証は縦105mm/横177.8mmの厚紙にICタグを張り付けたもので、
文庫本相当のサイズになります!!
カード本体に記載される項目(券面記載事項)は以下、
継続検査や変更登録等の影響を受けない以下のような基礎的情報が記載されます!!
- 自動車登録番号/車両番号
- 車体番号
- 交付年月日
- 使用者の氏名又は名称
- 車名・型式
- 長さ/幅/高さ
- 燃料の種類
- 総排気量又は定格出力
- 自家用・事業用の別
- 乗車定員/最大積載量
- 車両重量/車両総重量
- 車両識別符号(車両ID)
カード本体には記載されず、ICタグにのみ記録される項目(券面非表示事項)は次の通りです。
- 自動車検査証の有効期限
- 所有者の氏名・住所
- 使用者の住所
- 使用の本拠の位置など
ICタグに記録されている情報は、汎用のカードリーダーやスマートフォンで読み取ることが出来ます!!
車検証の電子化によるメリット
車検証の電子化により、次のようなメリットがあります!!
【車検証発行までの時間短縮】
車検を受けてから新たな車検証を受け取るまでにかかっていた時間が短縮されるというメリットがあります!!
これまでは、車検を実施した「指定整備事業者等」が、新たな車検証を受け取るために運輸支局などに出向く必要があり、
そのため、車検後、新たな車検証を受け取るまでに数日から1週間程度の時間がかかっていましたが、
電子車検証は有効期限がICタグに記録されるため、車検後に電子記録を書き換えるだけで更新が済むように!!
指定整備事業者等が新たな車検証を受け取るために運輸支局に出向く必要がなくなり、時間の短縮が想定されます!!
【車検証閲覧アプリによる情報確認】
車検証の電子化に伴い、国土交通省から「車検証閲覧アプリ」の提供も開始され、
ドライバーはパソコンやスマートフォンのアプリを通して、車検証情報の閲覧や車検証情報ファイルの出力などができるようになります!!
車検証本体が手元になくても、パソコンやスマホから情報を確認できるようになります!!(利用開始時期は電子化導入予定の2023年1月)
車検証の電子化によるデメリット
車検証の電子化により、次のようなデメリットがあります!!
【スマホやPCが無いと車検満了日がアプリでしか見れなくなる】
車検満了日が車検証閲覧アプリでしか確認できなくなる為、
車通勤の申請や通勤手当支給の申請で車検証の有効期限の確認がある際は車検証閲覧アプリをインストール・ログインして、
自動車検査証記録事項のPDFをダウンロードし印刷して提出する必要があります・・
【サイズがA6+αで財布には入らない】
A4サイズからA6サイズ相当にコンパクト化はされますが、
キャッシュカードサイズではないため基本的には車のグローブボックスに入れるということは変わらなそうです・・
また、ICタグが搭載される為ダッシュボードの上などの過度に高温になりやすい場所に放置、折り曲げる、ICタグを切り取るなどもNG!!
保管方法にはくれぐれも、ご注意を!!
自動車の検査・登録手続の手数料引き上げ
車検証の電子化に伴って、歳出が増えることから以下の項目手数料が2023年1月から引き上げられます!!
- 自動車検査証の再交付に係る手数料
- 検査手続に係る手数料
- 自動車検査証の交付に係る手数料
国または軽自動車検査協会に納める車検証の再交付手数料は、新たに1件あたり350円かかるように!!
また、国、協会に納める検査手続きの手数料も改定され、
完成検査終了証の提出がある新規検査の自動車の場合は以下のように手数料が引き上げられます!!
- 電子申請・・・1000円→1300円
- 窓口申請・・・1200円→1500円
- 保安基準適合証の提出がある自動車・・・1000円→1300円
- 限定自動車検査証の提出がある自動車・・・1200~1300円→1400円
※小型二輪の場合は1100円から1400円へ引き上げ
保安基準適合証の提出がある継続検査の自動車の場合は以下の通りです!!
- 電子申請・・・1200円→1400円
- 窓口申請・・・1000円→1200円
- 構造変更検査・・・普通自動車が2100円→2200円、小型車が2000円→2100円、軽自動車が1400円→1900円。
- 限定自動車検査証及び限定保安基準適合証の提出がある自動車・・・1100円→1200円
- 限定自動車検査証の提出がある自動車・・・1200~1300円→1400円
※小型二輪の場合は1100円から1200円へ引き上げ
このほか、自動車技術総合機構が基準適合性審査を行う検査手続を受ける場合は、
国に納める車検証の交付に関する手数料を1台あたり400円が500円になります!!
国交省の公式サイトによると、
2023年1月以降の車検や記載事項の変更といった更新手続きがあった時点で電子車検証へと切り替わる為、
それまでは切り替えるための特別な手続きはいりません!!
車検を受けるタイミングは車の買い替えを検討する時期でもあります!!
「整備費用が高くなりそう・・」といった方は車検前に車の査定をしてみたり、検討情報の収集をしてみるのも1つです!!
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