【クルーズコントロール】使い方やメリット・デメリット解説

2023.06.02

クルーズコントロール。略してクルコン。
お車に乗っている方なら一度は聞いたことがあるかと思います。

クルーズコントロールは車についている機能です。
簡単にいうと、アクセル操作をしなくても車が自動でスピードを保ってくれる機能です。

皆様、この機能使っていますでしょうか。
使い方がわからない、または使い方知っているけど使っていない方いらっしゃると思います。
そこで今回は、クルーズコントロールの使い方とメリット・デメリットを簡単に解説いたします。

クルーズコントロールとは

クルーズコントロールは、運転を支援する機能です。
上記でも説明しましたが、アクセル操作をしなくても車が設定したスピードに自動で保ってくれます。
主に、クルーズコントロールは、高速道路で使用する方が多いです。
一定の車間距離を保てる環境下においてこの機能は最も輝きます。

プリウスやアクアなどのコンパクトカー、セレナやステップワゴンなどのミニバン
主に普通車にクルーズコントロールは搭載されていることが多いです。
近年では、N BOXやスペーシアなどの軽自動車にも搭載されることが多くなっています。

クルーズコントロールの仲間にACC（アダプティブ・クルーズ・コントロール）というものもあります。
ACCの機能はクルコンと基本的に同じですが大きな違いにACCは前方を走る車を一定の距離感を保って追いかけることができます。ACCには車間距離を設定する機能もあります。
例えば車間距離を設定し速度を100kmに設定したとします。前の車の速度が100km未満になったとすると、前の車に合わせて減速し車間距離を保ってくれます。ACCはアクセルだけでなくブレーキ操作まで自動化で行ってくれます。

ではクルーズコントロールにはどのようなメリットがあるのか、またデメリットはあるのか解説していきます。

メリット

1.疲労軽減

クルーズコントロールにはドライバーの疲労を軽減するメリットがあります。
特に高速道路走行時に効果発揮します。
高速道路は信号がないため、基本的にはアクセル踏みっぱなしになるかと思います。また高速道路を使用する際は長距離運転の場合が多いと思いますので、疲労が溜まりますよね。
クルーズコントロールはアクセルを踏むことなく設定した速度を一定に保ってくれるため使用することで、アクセルを踏み続ける必要がなくなり、ドライバーの疲労軽減に繋がります。

2.燃費向上

クルーズコントロールを活用することで、燃費がよくなります。
理由は、アクセル操作を一定に保てるためです。
無駄のない加速や減速を自動的に行ってくれるため、ドライバーが人為的に行うアクセルコントロールや
ブレーキ操作よりも効率的に行え、結果的に燃費がよくなります。

3.速度超過防止

高速道路や一般道路でも長い直線が続くような道路、下り坂では、スピードが出てしまいやすい傾向があります。
そのため、スピードが出てしまう場面でクルーズコントロール機能を活用しましょう。
クルーズコントロールを使用することで速度超過による危険運転を防止、事故も未然に防げる他、スピード違反になりにくくなります。

デメリット（注意点）

1.悪天候、路面凍結での使用

クルーズコントロールは、ミリ波レーダーや高機能のカメラが搭載している関係から、濃霧など視界が悪くても機能します。
対し、カメラが「白線」を認識できない大雪などの悪天候や路面の凍結、舗装されていない道路では機能が解除される場合があります。ゲリラ豪雨などの場合には、センサーの反応が悪くなり検知精度が下がる可能性もあるため、注意が必要です。

目視で安全確認ができない状況の場合、一般的に運転することそのものが危険ですが特にクルーズコントロールやACCなどを使わないようにすることをお勧めいたします。

2.高速道路のカーブのきついシーンや合流

高速道路でも、首都高などではカーブがきつい箇所があります。
ACC（追従型クルーズコントロール）では、設定速度よりも遅く走行していても、カーブでは、前を走る車（前走車）がいないと判断し、自動的に加速する恐れがあるため危険です。
また、合流のシーンではドライバーがアクセル操作するようにしましょう。クルーズコントロール・ACCは、
高速道路の本線上（直線上）で使うことが前提ですので適切な車速になるまではドライバーがブレーキ操作をして減速するようにしましょう。